オフィスレイアウトの事ならオフィスのはてな?

拠点開設のコツ

ゾーニングを考える
ゾーニングは、法規や天井裏など見えない部分にも注意が必要!

オフィスレイアウトを行う上で大切なゾーニングとは、ワークスペースや会議スペース、社長室などをオフィス全体のスペースに割り付けすること。

また、ゾーニングは業務のコミュニケーション、動線やスペース配分に大きな影響があり、業務の効率に関わってきます。

スペース配分

まずは、オフィス全体を100%として、各スペースのレイアウト配分を決めましょう。

利用度の低いスペースのレイアウト配分を小さく、逆に利用度の高いワークスペースはレイアウト配分を大きくします。

ちなみに、ワークスペースが全体に占める割合は50~60%が一般的です。

各スペースのレイアウトを決める際には、オフィス天井裏の配管や配線などにも注意が必要。

配管、配線によって業務機器の設置や設備機器の配置はさまざまです。


建築基準法

オフィスレイアウトを行う際には、建築基準法などの法規にも留意しなければなりません。

例えば建築基準法では、片側にのみ部屋がある場合の廊下の幅は1.2m以上、両側に部屋がある場合の廊下の幅は1.6m以上にしなければならないと定められています。

各スペースの配置

オフィスのレイアウト配分ができたら、「オフィスの面積×配分率」で、各面積のスペースを割り出し、それぞれのレイアウト決めをします。

その際は人や物の動きを考え、業務がスムーズに行なえるような動線を作ることが大切です。

たとえば、コピールームなどみんなが頻繁に利用する空間は複数の部署から利用しやすい場所に設置するようにしましょう。


社員1人あたりの執務スペースは?

ワークスペースの広さが、社員の人数に適しているか割り出すときの目安となるのが「社員1人あたりの執務スペース」です。 これは「ワークスペースの面積÷社員数」で計算できます。

例)面積73㎡、社員数12人の場合
73÷12=約6.1㎡   1人あたりの執務スペースは6.1㎡となります。


ベーシックモジュール

オフィスの最少単位は1人当りのデスク範囲。

オフィスレイアウトは、このデスクスペースの算出から始まります。デスクの選定も、レイアウトせず、ただ人数分のデスクを並べるというわけにはいきません。職種ごとに必要なツールや作業スペースは違いますし、働き方や在席時間も異なります。

スタッフは流動的なので、各人の要望に100%応えるレイアウトを行うことは難しいのですが、どんな職種のスタッフが使用するかを想定して、オフィスレイアウトのプランを考えましょう。


デスク間の距離

デスク1台の寸法は幅1000×1400mm、奥行600×800mmが一般的。

これに人の可動スペースを含め、1人当りの必要スペースはおよそ幅1200×奥行1500mmとなります。これが執務スペースの基本、オフィスレイアウトのベーシック・モジュールです。

デスクレイアウトにより多少の変動はありますが、おおむねこの寸法を基本と考えてよいでしょう。

機能別スペース・スタンダード例機能別スペース・スタンダード例


例えば執務スペースなら、前述のベーシック・モジュールに袖机や個人収納スペースを追加して算出します。

収納スペースなら、キャビネットサイズに扉の開閉スペースを追加します。

必要なオフィス機能に準じてレイアウトの構成要素・機器類を抽出し、個々のスペース・スタンダードを算出してみましょう。


オフィスの「間」が快適度に大きく影響

オフィスの余白目安オフィスを構成する物理的要素はデスクや機器類ですが、それだけではオフィスレイアウトは完成しません。

オフィス・レイアウトの完成に必要なもう一つの要素となるのが「間」。

つまり空間の余白部分、物を置かないスペースです。オフィスに占める「間」の割合が大きいほどゆとりがあるということになり、ワーカーの感じる快適指数も高まります。

ゆとりの目安として、このレイアウトの余白部分が約70%が標準的で、これ以下だとワーカーは「狭い」と感じ、割合が大きくなるとともに快適指数が高まります。


機能構成比基本をおさえれば、限られた空間の中で、理想のオフィス・レイアウトを実施することも可能です。

最近では省スペースでのレイアウトに対応する、デスクや収納家具も増えています。

そしてもっとも大切なのは、作りたいオフィスのイメージを持つことです。

オフィスに必要な機能

一般執務機能…執務スペース、プロジェクトルーム、外部者作業コーナーなど

収納機能

ミーティング機能

機器関連機能コピー・FAXブース、サーバールームなど

福利・厚生機能…更衣室、ロッカールーム、食堂、リフレッシュルームなど

パブリック機能…受付ロビー、ショールームなど

特殊機能…特殊作業エリアなど

通路機能…日本のオフィスでは、一般ワークスペースの大半がオープン・スペースであり、同一空間ですべて、または複数の機能を併せ持つことになります。


レイアウトのタイプを考えよう

ワークスペースのレイアウトは部署の役割に配慮して考えましょう!

スタンダードタイプのオフィスレイアウト

スタンダードタイプ1人1人が個別のデスクを持つ一般的なスタイル。

部門構成がしやすく、またメンバー間のコミュニケーションがとりやすいので、総務などの事務系スタッフに取り入れやすいタイプです。

電話オペレーターなどのオペレーション作業にも適しているので、オペレーションタイプという場合もあります。



フリーアドレスタイプのオフィスレイアウト

フリーアドレスタイプ個人に固定席を割り当てずに共有席を用意し、ワーカーは空いている席を使って仕事を行なうスタイル。

外回りや出張などが多い営業職の部署では、オフィスの座席数を社員数より少なくすることができるため、オフィススペースの利用効率を大幅に高めることが出来ます。



クリエイティブタイプのオフィスレイアウト

クリエイティブタイプデザインや設計などのクリエイティブワークに適したスタイル。

背面体勢で1つのチームを作りやすいです。また、一つの画面を見ながらのミーティングなど、お互いのコミュニケーションも取りやすく、製作に関するチーム分けのしやすいレイアウトの代表でしょう。

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オフィスレイアウトすること
オフィスを効率的に使うためのレイアウト、働きやすい環境をレイアウトすることが第一。人が心地よいと感じる基本の要素を盛り込み、レイアウトしていきます。
オフィスのレイアウトを業者に頼むことに、必要性を感じない方もいらっしゃるでしょうが、レイアウト業者は、レイアウト事例として様々なデータを持っているので、結果的に使いやすいレイアウト、効率的なレイアウトへの近道となります。
レイアウト業者によっては、物件探しから、レイアウトにあわせた家具まで全て手配してくれるところもあるので、レイアウト業者をうまく活用して、効果的なオフィスレイアウトを実現させましょう!

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