オフィスレイアウトを行う上で追求するのは、適正コストで最大限の効果を図ること。
たとえば営業課など、人の出入りが多い部署では、個人の席を設けないフリーアドレスタイプのデスクを活用することで作業スペースの有効活用を図ることができます。
人員の増減に柔軟に対応できるフリーアドレスタイプのワーキングデスク。サイドキャビネットがなくても、資料などの収納用の棚を設置するなどで、個人の収納スペースが確保できれば、隣の人とのデスクの境界線がない、新しいワークスペースに変わります。
一般的なオフィスデスクは一人当たり分のスペースは1,200ミリ。たとえば、幅4,200ミリのフリーアドレスデスクの片側に5名が座ると、一人当たりのワークスペースは840ミリ。4名が座ると1,050ミリ、3名が座ると1,400ミリとなります。
常にデスク作業をする場合は、個別デスクの方が使いやすいのはもちろんですが、営業課など、外出していることが多いセクションでは、日中は広いスペースが確保できます。
また、フリーアドレスデスクのレイアウトには、「ワークスペースがそのままミーティングスペースとして使える」というメリットもあります。机上にデスクトップ型パソコンが置かれている場合は難しいですが、デスクと会議テーブルと兼用できるので、かなりの省スペース効果が期待できます。
フリーアドレスデスクを導入する条件として、無線LANシステムの構築や、ワーカーの平均在室率が40%以下であることが望ましいといわれているので、部署による出入りなどを考慮する必要があります。けれども、有線LANの配線をデスクの中央などにまとめる、フリーアドレスのテーブルの島をいくつか用意するなど、スタッフ数やオフィスの環境に合わせたレイアウトを考えれば、応用はきくのではないでしょうか。
フリーアドレスタイプのレイアウトは、オフィスの整理整頓にも一役かうことができます。どうしても個人の持ち物があふれてしまいがちなデスクまわり。特に幕板のあるデスクの足元など、見えないところはどうしても雑然としてしまいますが、中間部の足元にサイドパネルや脚部がなく、個人占有のスペースではないフリーアドレスデスクは、すっきりとしたレイアウトと共にオフィスの整理整頓を促します。
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