地震対策のためのオフィスレイアウト

地震対策のためのオフィスレイアウト-オフィスレイアウトのヒント

あなたの隣にある、そのキャビネット。突然倒れてきても大丈夫?

もし「阪神・淡路大震災」級の揺れがあなたのオフィスを襲ったとしたら…?

「緊急時に、人は愚かになる」といわれています。とっさのときほど、普段できることが出来なくなってしまいます。立っていられなくなるほどの揺れ。デスクから落下するOA機器。キャビネットの転倒。避難経路がふさがれてしまったときの焦燥感…。


キャビネットは縦横に連結されているか?壁面に耐震固定されているか?収納庫の上に落下危険物が置かれていないだろうか?今すぐチェックし、レイアウトの対策を行っていきましょう!


地震対策をはじめとする災害への安全対策は、レイアウトの際、機能性や安全性などのバランスを盛り込むことである程度の対策が可能になります。

対策のためのレイアウトのポイントとなるのは5つ
1. 事務家具やOA機器の転倒を防止する
2. キャスター付のコピー機などの事務機器が移動するのを防ぐ
3. キャビネットからの書類などの飛び出しや落下を防止する
4. ガラスの飛び散り対策を行う
5. 延焼などの2次災害を防止する


事務家具やOA機器の転倒・移動防止には、キャビネットなどを壁に固定する、キャビネット同士を背合わせ、もしくは上下、左右連結させる。レイアウトの関係上、壁が近くに無い場合は床固定をするなどの対策をとりましょう。

壁や床がコンクリートであれば、専用固定金具でそのまま固定できますが、二重床や壁が軽量のスチールパーテーションなどだった場合、強い揺れに十分な耐力がないので、家具同士の固定をする、天井とのつっぱり棒を入れるなどの工夫が必要です。

また、背の高いキャビネットは入り口付近に設置するようなレイアウトは避けましょう。転倒してきた場合、退路をふさいでしまいます。


キャスター付事務機器は、揺れによる移動で退路を防ぐのを避けるために、キャスターを固定させる工夫をしたり、入り口付近に設置するようなレイアウトは避けるなどの対策が必要です。


キャビネットからの書類などの飛び出しや落下を防止するには、ラッチ機構(取っ手と連動し、扉や引出しを開ける機構。地震時に収納物が飛び出すのを防ぐ)やセーフティロック機構(バランスを崩して手前に転倒しないよう、引出しを2段一緒に出せない機構)を備えた家具やカギ付のキャビネットなどが有効です。


ガラスの飛び散り防止には、飛散防止フィルムが効果的です。窓ガラスやガラス扉、キャビネットのガラス窓などにも貼るようにしましょう。震災が起こった場合、床にちらばったガラスの破片を踏んで怪我をするという危険をさけるための、大きなポイントとなります。あまり窓に接近してデスクを配置するレイアウトも避けたほうが良いかもしれません。


延焼などの2次災害が、被害を大きくする一因です。普段から燃えやすい書類などを少なくするなどの管理が必要。どうしても書類が多くなる場合であれば、書庫をレイアウトに組み込んでおき、普段から書類の収納庫にまとめて管理するようにしましょう。


オフィスは「防火対象物」に属するので、下記の消防用設備を設けなければならいと定められています。
消火設備…消火器、屋内消火栓設備、スプリンクラー設備等
警報設備…自動火災報知器、放送設備等
避難設備…避難器具、誘導灯等
消防用水…防火水槽等
消火活動上必要な施設…連結散水設備、連結送水管、非常コンセント設備等

オフィスに設置・維持する消防用設備>>



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